リバウンドする原因は?

無理なダイエットをすると、
体はもとの体重に戻ろうとする

一度減量に成功した人が、また脂肪を蓄える働きを加速するリバウンド現象はなぜ起こるのでしょうか。
人は遺伝的に体重(脂肪量)がある程度セットされていて、極端な増減を防御し一定に保とうと働きます。人間の体は、なるべく「現状維持」しようとするのです。ダイエットを繰り返すたびに、防御システムが強化されて体重をすばやく戻そうとします。

間違ったダイエットが
リバウンドの引き金に

リバウンドするもうひとつの原因として、短期間でダイエットしたり、極端な栄養制限をしてダイエットしたりする、「間違った」ダイエットが上げられます。「間違った」ダイエットは、すぐにリバウンドしてしまうだけでなく、次のダイエットがさらに成功しにくい体質に変化させてしまいます。

ダイエットとリバウンドを
繰り返すと?

ダイエットとリバウンドの繰り返しが引き起こす恐怖の
ウエイトサイクリング現象

ダイエットとリバウンドを繰り返すと、ヤセにくく太りやすい体質になることを「ウエイトサイクリング現象」をつくることが、最近の研究でわかってきました。

ダイエットでは、20日間程で減量できる例もあります。
1度目ではリバウンドしてもとの体重に戻るのに40日かかりました。
ところが、2度目では減量に45日以上かかり、それがわずか15日でもとの体重に戻ってしまったのです。
ダイエットを繰り返すことによって、減量に時間がかかり、短時間でリバウンドしてしまう体質になるのです。

人間は太りやすい動物

脂肪を蓄えるのが
自然のメカニズム

そもそもどうして私たちは太ってしまうのでしょうか。
太らなければダイエットやリバウンドと無縁なのに。
その答えは、人類の歴史の中にありました。

400万年前に誕生した人類は、近年まで狩猟生活をしていましたが、大した武器もなく、いつ食べ物を得られるかも分からない状態でした。
そのため人間は脂肪を蓄える脂肪細胞を180億個備え、運良く食べ物にありつけた時は積極的にエネルギーとして「食べただけ蓄える」体の仕組みに進化したのです。

現在、わたしたちは食べたいときに食べられる環境になりました。
が、体の仕組みは「食べただけ蓄える」性質のまま変わりません。
そのため、栄養を摂りすぎるとガッチリ脂肪として蓄えてしまうのです。
脂肪を蓄えるのは、自然のメカニズムなのです。

そもそもリバウンドってどういう意味?
リバウンドするメカニズムを知ろう

リバウンド( rebound)とは、本来英語で「跳ね返り」を意味する言葉です。
日本では減量に成功した人が、ダイエット前の体重に戻ったり、ダイエット前よりさらに太ったりすることを指しています。

ではリバウンドする仕組みはどうなっているでしょうか?私たちの体は、生きていくために最低必要なエネルギー(基礎代謝量)を使います。太り始めると基礎代謝量が減り、少ないエネルギーで生命維持をしようと働き、その分脂肪として蓄えます。
脂肪を溜めて肥満になると血糖値が上昇しこれを低下させるために脳が大量のインシュリンを分泌するように命じます。そのインシュリンは糖質を脂肪に変える働きがあり、太っている人ほど太りやすくなるという連鎖反応が生じます。
このように体の脂肪分解を防ぎ基礎代謝を下げ、食べ物のエネルギーを効率よく脂肪に変え、脂肪を溜めやすい体質をつくるのです。

リバウンドは
生活習慣の乱れから

日本は豊かな国で、食べたいときに食べたいだけ食べることが出来ます。運動せずに食べるだけの人も多いのではないでしょうか。ダイエットしなければいけない原因の多くは、生活習慣の乱れからです。リバウンドしないためには、無理なダイエットでなく、正しい生活習慣を身につけることが必要です。
NEXTリバウンドを招く間違ったダイエット